更生保護施設の始まり
全国更生保護法人連盟ホームページより
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更生保護施設誕生の歴史には ある悲しい出来事がありました。 明治20年,場所は静岡。 監獄から釈放された一人の男性がいました。 かつては、あらゆる罪を重ねた男も 監獄職員たちの熱心な指導に心を入れ替え 真人間になることを誓って 監獄を後にしました。 |
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しかし,10年ぶりに家に戻ると 妻は別の男性と暮らしていました。 やむなく親戚を頼ったものの追い返され ついには宿なしの身になってしまいました。 |
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せっかく更生を誓ったというのに 親族からも見放された男は 絶望して自らの命を絶ってしまった といいます。 |
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その話を聞いた一人の実業家 「金原 明善」が地域の協力を募り 明治21年には 監獄から釈放された人を 保護する施設(静岡出獄人保護会社)を 作りました。 それが「更生保護施設」の始まりです。 |